スペイン旅💛バルセロナ ガウディの傑作建築「カサ・バトリョ」 <Day2-2>

バルセロナ旅、2日目の覚書の続きです。

2日目、日中はバルセロナの市街地(3大観光エリア)を散策しました。夜は、アントニ・ガウディの建築で有名な「カサ・バトリョ<Casa batollo>」を見学しました。

カサ・バトリョ前の観光客    ©楓香

カサ・バトリョのチケットの種類

|General visit(一般見学)のチケットにも3種類

私たちは、General visit(一般見学)のGold(ゴールド)チケットを購入しました。

Casa Batolloには、予算や目的に応じて様々なチケット・タイプがありました。

私たちの購入した19:00のGeneral visit(一般見学)にも3種類、Blue, silver, gold があり、それぞれ33€、41€、43€でした。

チケットに含まれる内容は以下の通りです。

①Glass of cava(スパークリング・ワイン)

②オーディオガイド(日本語あり)

③Gaudi cube(360°)ガウディの心の中を映像で表現

④Gaudi dome(ガウディが自然界からインスピレーションを得る旅を映像で体験)

⑤Augmented reality tablet(タブレットをかざすとバーチャル・リアリティーのような体験ができる) 

⑥オリジナルのコンシェルジュ・ルーム(管理人の部屋)の見学

⑦Private residence of the Batollos(バトリョ家のプライベート・ルーム)

⑧Fast pass(ファスト・パス) 

⑨Flexible date change(見学の日にちの変更可)

⑩Free cancellation(無料でキャンセル可)

チケットの値段はスロットによってまちまちのようです。

今チケットの価格をサイトで見てみましたら、18:00のスパークリング・ワイン付きのスロットの方が、午前中のワインなし&オーディオガイドなしのチケットより安くなってました。(午前中は比較的高めの印象)

同じBlue チケットにも31€から37ユーロまでの価格の差があり、価格の決め方は正直よくわかりません。もしかしたら、航空券のように需要と供給によってその時々で価格が変動するのかもしれませんね。

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|予算・興味によって選べるその他のチケット

夜はライトアップされている「カサ・バトリョ」  
©楓香

★少人数で朝一で見学できるBe the first morning visit

★ツアーとコンサート付きで屋上見学ありのMagical night(マジカル・ナイト)、

★屋上見学なしのIntimate night visit(夜の見学)、

★カサ・バトリョの見学なし。バルセロナのモダニズムの秘密を解き明かす街歩きのツアーStreet escape , gaudi and the hidden treasure(ガウディと街中に隠れた宝物を探す街歩きツアー)

など、様々なタイプのチケットがあり、15€からとリーズナブルです。見学に費やすことのできる時間や予算、何を見たいかなどによって自分に最適なチケットを選ぶことが出来ますね。

創造性と建築工学を駆使したガウディ建築「カサ・バトリョ」

ガウディの稀有な才能をいかんなく発揮させた「カサ・バトリョ」の設計・建築。高いチケット料金を支払っても一生に一度は見る価値ありです!

|バトリョ家専用のエントランス・ホール

バトリョ家のエントランス・ホール  ©楓香

バトリョ家専用のエントランス・ホール。

海からインスピレーションを受けてデザインされた建物は、尖った部分が一つもありません。壁と天井の境もなく、有機的なフォルムで設計されています。

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|家主ジョゼップ・バトリョの執務室

バトリョ氏の執務室として使用されていた「暖炉の部屋」   ©楓香

家主ジョセップ・バトリョ氏の執務室として使用されていた暖炉のある部屋です。

大通り側のサロンの続く扉や窓も、角のない丸みを帯びたフォルムで作られています。資材は、オーク材とカラフルなガラス。

暖炉はキノコの形をしていて、壁面に埋め込まれています。金箔を貼った天井は、シャンデリアの明かりで優しく温かな雰囲気を生み出していました。

|グラシア大通りに面したサロン

グラシア大通りに面した「カサ・バトリョ」のメインサロン   ©楓香

実業家のバトリョ氏の社交や家族のために造られたサロン。

たくさんの光が入る明るい空間にするため、大きな窓と色とりどりのガラスで装飾されています。扉を開けた時に視界が遮られないよう、窓は上げ下げ式になっているそうです。よく考えられていますね。

扉や窓にはめ込まれた色とりどりのガラスは、流線型の窓枠と相まって「カサ・バトリョ」のファンタジー性を一層高めているようです。海中の泡を表現しているのでしょうか。ガラスの表面も良く見ると渦巻き状になっていたりして立体的で楽しいです。ペレグリエ工房のステンドグラスの職人たちによって製作されたそうです。

サロンではGlass of cava(スパークリング・ワイン)が振る舞われました。  ©楓香

ここでは、入るときに配られたゴールドのメダルと交換にCava(スパークリング・ワイン)を頂きました🥂夕方6時以降の一般見学は、Cava が付いています。

この時は恐らく夜の8時前くらいの時間ですが、ロンドンと同じでまだまだ外は昼間のように明るいです。日没もロンドンと同じで夏は9時半頃なので一日が長く、たっぷり遊べます。

窓に付いているゴールドの取っ手は、人間工学に基づいて製作されたそうです。確か、オーディオの説明では花のフォルムと言っていました。

グラシア大通りに面した3つのメインのサロンの間にある扉。    ©楓香

ガウディは大通りに面して大小3つのサロンを設計しました。

中央のメインの大きなサロンの両側に小さなサロンを設け、扉を開けると大きな一つの部屋として使用することができるようになっています。

この扉も角のない特徴的な形になっています。オークの木の枠の中には貝殻(アンモナイト)のような形のガラスがはめ込まれています。扉は屏風のように折りたたみ式になっていて、無駄なくコンパクトに納められるようになっているそうです。隅々まで抜かりなくデザインされていますね。

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|海の中を思わせる建物中央の空間「パティオ」

ガウディは、建物のあらゆるところになるべく多くの自然光を取り入れるために、建物の中央に空間(パティオ)を設けました。

海からインスピレーションを得て作られたカサ・バトリョのパティオはブルーです。まるで海の中にいるように様々な濃淡のブルーのタイルが、下階から上階にいくにつれて、ブルーの色がだんだん濃くなるように敷き詰められています。光が届きにくい下の階は薄いブルーに、そして光がよく届く上階に行くにつれ濃いブルーへとグラデーションになっているのです。

階段の踊り場に立つと、自然光が差し込むブルーな世界に吸い込まれます。まるで自分が海中の泡になって、ブクブクブクっと海面に上がって行くような錯覚さえ覚えます。

屋根は、鉄とガラスを素材にして造られました。「カサ・バトリョ」には、このほかにも卵のような形をした天窓があって、建物の中に一日中安定して光を取り入れられるような工夫がされています。天窓の機能を、既にこの時代に取り入れていたんですね。

またパティオの壁面には換気口も設置されています。左の写真の青いタイルで「井」のような形になっている部分がそうです。

建物を見学すると、採光機能の他にガウディの設計した様々な換気機能や温度調節機能を目にすることが出来ます。それらは見事に建物に溶け込むデザインがなされていて一見それと気づきません。

現在サスティナビリティ(持続可能性)の重要性が叫ばれていますが、ガウディはもうこの時代(1900年前後)にサスティナビリティを取り入れた最先端のアイデアを持った建築家だったことがわかります。

|海の中の扉?

カサ・バトリョの賃貸アパートの部屋の玄関扉 ©楓香

カサ・バトリョの3階から6階までは賃貸用アパートメントになっています。1フロアに2軒、合計8軒が賃貸物件です。

賃貸物件の玄関ドアもユニークです。部屋番号にはガウディがデザインした数字が使用されています。全く解読できませんが、1~8までの数字のはずです。

階段の踊り場の壁やエレベーターの壁も、採光を邪魔しないようすりガラス製になっていて、パティオの採光を遮らないよう、また海中のイメージを崩さないよう設計されています。

イライラしていても、このパティオの中を歩くうちに冷静になってイライラもすっと消えていきそうな不思議な空間です。

因みに賃貸アパートの部屋は、ごくごく普通の部屋だそうです。

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|屋根の上はファンタジーの世界

色彩と創造力溢れるこれぞガウディなファンタジーなルーフトップ・バルコニーです。建築という概念を超えた唯一無二の素晴らしい屋上です!

他の建築と同様、屋上に対するこだわりを持ったガウディは、自然界や生き物からインスピレーションを得て、このような楽しい屋上バルコニーを創造しました。

通りを歩く人の目を引く独特なフォルムの屋根は陶製でできていて、ブルーから赤へのグラデーションになっています。まるで、爬虫類の背中のようです。

バルセロナのあるカタルーニャ地方には守護聖人サン・ジョルディとドラゴンの闘いの伝説があるそうです。この瓦の屋根はドラゴンを表し、塔の上の四本腕の十字架はサン・ジョルディの勝利の剣を表していると解釈されています。そして屋根の赤くなった部分は、ドラゴンの血を表しているのだとも。

昆虫の眼のようだと思っていたバルコニーは、実はこの伝説で犠牲になった人間の頭蓋骨を表している、というのが最も支持されている説なのだそうです。

この下はドーム型の屋根裏部屋になっていて、使用人たちのためのスペースとして使われたほか、外気温の変化から建物を保護するための温度調節の役割も果たしていました。無駄のない考えられた設計なのですね。

ここからバルコニー(最上階の小さなバルコニー)に出て、記念写真を撮ってもらうこともできます。写真購入は有料です。(見てから決められます。)

|光を取り入れたエントランス・ホール

カサ・バトリョのエントランス・ホール    ©楓香

共用のエントランス・ホールが出口になっていました。

奥の鉄製の扉の向こうには、バトリョ家専用のエントランス・ホールがあり、右の階段を上がるとパティオにつながっており、賃貸住宅へ行くにはこの階段を使います。その他にもエレベーターが設置されています。

鉄製の扉の横にあるのは、管理人室で、その向こうに見える楕円形のふたつの扉は物置スペースの扉だそうです。

明るい大理石の床と薄いブルーのタイルで装飾されたエントランス・ホールは明るく見通しの良い空間(これはとても珍しい)になっていて、ガウディの明るさへのこだわりが見てとれます。

ここの天井や壁もやはり角のない丸みを帯びた設計になっています。

以上、ガウディの傑作建築「カサ・バトリョ」(一部)でした。

ガウディは建築工学と芸術性を併せて素晴らしい作品をこの世に残してくれました。今でも古さを感じないのは、隅々までよく考えられた設計や使用された素材の質の良さ、それに高いサスティナビリティ(持続可能性)があるからですね。

それに、ガウディの建築物があるお陰で、バルセロナの街は世界中から観光客を集め潤っていると言っても過言ではないかもしれないです。

この世の最高傑作のひとつ、ガウディの建築物を見に是非バルセロナを訪れてみてください♡

<Day3>に続く。

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★カサ・バトリョ<Casa batollo> Info.

(日本語のウェブサイトはありませんが、現地でのオーディオ・ガイドは日本語あり!)

アドレス: カサ・バトリョ – Google マップ