実は入れる「ランベス宮殿<Lambeth Palace>」は、イギリス国教会「カンタベリー大司教」のロンドン公邸

ランベス宮殿のモートン・タワー    ©楓香

イギリスの国教は「イギリス国教会<Church of England>」といい、プロテスタント(つまり”カソリック”ではない)です。「カンタベリー大司教」は、その「イギリス国教会」の聖職者の最上位にいる司教です。その司教のロンドン公邸がここ「ランベス宮殿」です。(普段はケント州の「カンタベリー大聖堂」にいるから。)

「ランベス宮殿」は、ウェストミンスターの国会議事堂(ビッグベンなどがある)のテムズ川を挟んだ反対側に位置しています。

現在の大司教はジャスティン・ウェルビーという人で、この数年大きな王室行事(女王の葬儀、新国王の戴冠式など)で彼のお顔を拝見する機会が度々あったので、イギリス在住の人にはすっかりお馴染みの大司教となったのではないでしょうか。

「ランベス宮殿」を訪れた日、たまたま大司教が(ジョン・スミス氏の少年たちへの性虐待の告発を怠った責任で)辞職を発表した翌日となり少し心配しましたが、待ち伏せしているマスコミも一人だけで、通常通り開いており落ち着いて見学できました。

ランベス宮殿の「Garden Museum & Cafe」   ©楓香

実はこの「ランベス・パレス」、一部市民に開放されて自由に入ることが出来る場所があるのですが、「ランベス宮殿」のウェブサイトには一切情報が載っていないのです。でも入れるという噂を聞いていたので、イギリス王室史を愛する私は、以前から一度は行こうと思っていました。(※ブログを書いていて見つけたのですが、「Garden Museum」でウェブサイトがありました。)

訪れると、「ご自由にどうぞ」という感じで、アイアンのゲートが開いていて、中で人が食事をしているのが見えました。敷地の中はやはり教会でした。現在は教会として使われていない上の写真の建物が、博物館やイベントスペース、ランベス・パレスのショップなどが入っていて、自由に入ることが出来ました。(現在使用されている教会は敷地内の別のところ、テムズ川沿いにある)博物館を見学したい場合は、料金£15を支払えば写真のタワーにも上ることができます。次回は時間を作って、じっくりと見学したいと思っています。

博物館やギャラリーとなっている古い教会「St. Mary’s Church」の中     ©楓香

さすがに教会なだけあって、ステンドガラスから差し込む光が幻想的です。優しいエクリュな色で統一された改装後のインテリアは、教会のずっしりと重い雰囲気を一掃して明るくモダンな印象です。

アーティストの作品や「ランベス宮殿」周辺のエリアの古い写真やプリントなどちょっとした展示物が動線上に展示してあります。

Garden Shopで売られている書籍    ©楓香

奥にはショップがありました。ここ「ランベス宮殿」は美しい庭園でも有名らしく、ショップには美しい表紙のガーデニングや庭園関係の本がセレクトされ、たくさん並んでいました。花やガーデニングに興味のない私でも、本の美しさに購入しそうになったので、ガーデニング好きな人にはたまらないコーナーかもしれません!

「ランベス宮殿」の庭園はとてもレビューが良いのですが、年に数回しか開放されていないようです。行けたらとても貴重な体験になるみたいですね。

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ふと気が付くと、教会なので床には墓石がいっぱいです。お墓の上を歩いているということになりますが、もう数百年前のものですから気にしなくてもいいんですね。壁に埋め込まれた石板はデザインが美しくて、見るだけでも目の保養になります。

ドライフラワーで作られた作品展示。下には墓石。    ©楓香

ドライ・フラワーで作られたアート作品。写真ではその美しさがわかりずらいので残念ですが、ドライフラワーが宙に浮いていてまるで藤棚のようでもあり、とても素敵な作品でした。

ショップを通り過ぎると、パティオを挟んで、レクチャー・ルームとカフェ・レストランがありました。このカフェ・レストランが外から見えたところですね。

パティオもやはり教会の一部。時間をかけて制作されたであろう美しい石棺があり、常緑の植物とのハーモニーが素敵な空間でした。

レクチャー・ルームではやはり、ガーデニングの講義が開かれていました。このあたりのコミュニティの人たちには、宮殿のいろんなイベント情報が提供されるのかもしれませんね。

カフェ・レストランも「ランベス・パレス」も、地元の人と思しき人たちでいっぱいでした。教会のアイアンのゲートにメニューが載っていたのを見ると、本格的なお料理を提供してくれるようで、値段も市中のレストランと同じだなぁと思っていたら、その通り。博物館併設のレストランですが、割とちゃんとしたレストランのお料理が提供されていました。アワードも受賞していました。客層が落ち着いていて、いい感じです。

とても美味しい「ランベス宮殿」のカヌレ   ©楓香

休憩&取材のため訪れてみると、このGarden Cafeに大好物のカヌレがあるのを発見!食べずには帰れないのでさっそく注文しました。「ラム・カヌレ」と書いてありましたが、ラム酒はほんの香り程度の私の好みにドンピシャリ!なカヌレでした。今のところ、私的にロンドンで一番のカヌレを思わぬところで見つけてしまいました。今度タワーに上りに行ったときには、3つくらいお持ち帰りしたいと思っています😅

今度行ったら書籍もじっくり観察したいと思います。(この日は3か所掛け持ちで時間がなかった…)

ロンドンはご存じの通り(?)、だいたい毎日お天気が悪いです。丸一日晴天に恵まれる日というのはとても貴重です。なのでそういう日は皆嬉しそうに「今日はお天気がいいですね♡」と話をします。人通りもグッ↑と増えて表情もニコニコ、街は活気付きます。

私も次晴れたらどこ行こう、ここ行こうと計画を立てて出掛けています。そうしないと、せっかく何十ポンドとお金をかけて行っても光が足りなく陰気で寒々しい写真しか撮れなくて、(ブログでなるべくきれいな写真を掲載したい私としては)また出直し(>_<)になってしまうことが度々だからです。なので人とはあらかじめ約束したりせず、予報を見て一人で「晴れたらGo!」な感じで行動しています。

この日も一日晴れ予報だったので、ロンドン・テムズ川南岸の「ブリジット・ジョーンズのアパートメント(ボロー・マーケット)」「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホのロンドンの家」「ランベス宮殿」をバス・電車を使って一気に回りました。

ちょっと疲れましたが、ロンドンにいる間に見ておきたいところを一つ一つクリアしていく喜びで満足感はいっぱいです。

\この日まわった他2か所のブログはこちらです⇩/

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ランベス宮殿 :Visit Lambeth Palace | The Archbishop of Canterbury

ガーデン・ミュージアム:Garden Museum – celebrating British gardens and gardening

アドレス:5 Lambeth Palace Road, London, SE1 7LB