「ザ・ロード・メイヤーズ・ショー」|シティの新市長のお披露目パレード|The Lord Mayor’s Show 2024

「ザ・ロード・メイヤーズ・ショー」  ©楓香

11月9日土曜日、ロンドンではシティの新市長を歓迎するパレード「ザ・ロード・メイヤーズ・ショー」が開催されました。

ロンドンの「シティの市長」は「ロンドン市長」とは別

 |「シティ・オブ・ロンドン」

「シティ・オブ・ロンドン」を守るドラゴン    ©楓香

ロンドンの中のシティと呼ばれるエリア「シティ・オブ・ロンドン」は、ロンドン最古のエリアで、ローマ時代にローマ人が造った街「ロンディニウム」を核にした、1マイル四方(実際は2マイルほど)のエリアのことをいいます。

「シティ・オブ・ロンドン」には、守護神のような燃える舌を持つドラゴンの像が建っているのが特徴💚

歩道にこれが建っていれば、そこは「シティ・オブ・ロンドン」であることを示している ©楓香

「シティ・オブ・ロンドン」は、法曹関係の建物やオフィスが集まる「テンプル」というエリア周辺から、「ロンドン塔」辺りまでのエリアになります。

歩道に真っ赤に燃える舌を持つシルバーのドラゴンの像があれば、そこは「シティ・オブ・ロンドン」の中であることを示しています。

 |「ロード・メイヤー」は「ギルド」から選出される市長のこと

シティにはギルドと呼ばれる同業者組合があります。シティの市長<Lord Mayor>は、ロンドンの市長<Mayor of London>とは別で、ギルドの中から毎年一人選出されます。シティの市長は、1年間ロンドンの産業の強化・発展と諸外国へのプロモーションなどに務めるビジネス・マンかつセールス・マンのような役割を担います。

今年の市長に選ばれたアラスター・キング氏と鍛冶屋組合の紋章  The Lord Mayor’s showの冊子より

今年は、鍛冶屋組合<Blacksmith>のアラスター・キング<Alastair King>という人が市長に選ばれました。800年以上も前、キング・ジョンの時代から数えて今年で第696代目の市長になるそうです。上の画像の左側にあるのは、鍛冶屋ギルドの紋章です。ギルドの紋章には、それぞれの職業で扱う道具が描かれています。

シティの市長<The Lord Mayor>の住居兼オフィス「マンション・ハウス」。英国銀行<Bank of England>とロイヤル・エクスチェンジの前にある  ©楓香

ということで、「ザ・ロード・メイヤーズ・ショー」の「ロード・メイヤー<Lord Mayor>」とは「シティ・オブ・ロンドン」の新市長のことを指し、イギリスの首都ロンドンの市長(現在サディク・カーン氏)は「メイヤー・オブ・ロンドン<Mayor of London>」になります。

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「ザ・ロード・メイヤーズ・ショー」

 |様々なギルドや英国軍のマーチング・バンドが登場して楽しい!

ショーの前に販売されていた冊子「The Lord Mayor’s Show」£5(パレードが終わると無料でもらえる♡)

新市長のお披露目パレードは朝10:45に「シティ・オブ・ロンドン」の「ギルド・ホール」から始まって「王立裁判所」(←【Bridget Jonesの日記】でお馴染み)で一旦終了。(12:40)途中、「セント・ポール大聖堂」の司祭から祝福を受けます。終点「王立裁判所」では「王への忠誠」を誓います。(これは、キング・ジョンがギルドからのサポートが欲しくて「ロード・メイヤー」を置くことを認めたのが始まりだから。)

13:10に再び出発し、今度は「テンプル」からビクトリア女王時代に新しく埋め立ててできた道「ビクトリア・エンバンクメント」、「クィーン・ビクトリア・ストリート」を通って、新市長の自宅兼オフィス「マンション・ハウス」に戻ります。「マンション・ハウス」で市議会議員らに迎えられショーは終了です。

私は10:30頃にショーのルートであるセント・ポール大聖堂前に着きました。この時間はまだまだ人が少なく、余裕で最前列を確保することが出来ました♡

ショーには軍人さんたちも多数登場!マーチング・バンドの演奏も楽しく、まるで王室のイベントを見ているようで得した気分♪ だって彼らのボスは国王チャールズ3世ですからね!

軍人さんたちは、普段の彼らの仕事を紹介してくれます。戦車で登場したり金属探知機を持って歩いたり。救護班は治療の様子を軍用車の上でパフォーマンスしていました。

フェラーリ?   ©楓香

隣りにいた男の子が「それフェラーリ?それフェラーリ?」と必死に聞いていたら、「(あいつ)気付いたぞ!!」と運転手も答えていて面白かったです。

犬のロボットも登場!   ©楓香

犬も何匹か登場しましたが、面白かったのはこのロボットの犬でした🥰

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 |最後に「金の馬車」に乗って市長が登場!

The Lord Mayor’s Show 2024

新市長はこの後セント・ポール大聖堂前で一旦馬車を降ります。そして、司教の祝福を受けて再び馬車に乗り込み、王立裁判所に向けて再び出発します。

来年もしまた見に行ったら、今度は「王立裁判所」前で見学したいですね。

パレードの列の最後には、馬の救急車も待機していました。ショーには200頭もの馬が参加するそうですから、中には怪我をする馬もいるかもしれません。ホワイトホール周辺で、工事現場の音に驚いた2頭の騎馬が血だらけになって大疾走した事件はつい数か月前のことでしたし。

市長がマンション・ハウスを出発する午前中のコースをアウトワード<OUTWARD>、戻ってくる午後のコースをインワード<INWARD>と言います。

アウトワードが終わるとすぐにインワードが始まるので、アウトワードを見終わるとすぐにインワードのスタート地点に移動して、ショーを2回見学してから帰宅しました。(←お腹が空いたので、早く帰りたい😅)

市長を乗せた馬車が近づくと、先ほどの元気のいい男の子が、先導する馬たちを見て「お馬さんだー(ホーシーズ)!お馬さんだ―(ホーシーズ)!」と絶叫していましたが、馬車が目の前に来ると新市長に「ハロー♪」と声をかけていました🙂

新市長も「Oh、元気(Are you alright)かい?」と答えてくれていました。

今年初めて「ザ・ロード・メイヤーズ・ショー」に行ってみましたが、とても楽しかったです。