「ブリッジトン」の撮影はココ!/Filming site of Bridgerton |Greenwich, Bath, London

ハンプトン・コート宮殿特集では、宮殿で行われた「ブリッジトン <Bridgerton>」と「女王陛下のお気に入り <The favourite>」の撮影現場もまとめてみました。

今回は、ハンプトン・コート宮殿以外の「ブリッジトン」の撮影現場をまとめてみたいと思います。

・レンジャーズ・ハウス<Ranger’s House> – グリニッジ <Greenwich>・

Ranger’s House 画像はEnglish HeritageのHPからのスクリーンショット

まずは、ブリッジトン家のファミリー・ホーム。

撮影に使用されたのは、ロンドンの東グリニッジ天文台そばにあるレンジャーズ・ハウス<Ranger’s House>です。

貴族文化真っ盛りのジョージアン時代の華やかさとエレガントさを、建物にウィステリアをたっぷりまとわせることでUpgradeしてました。ブログを書いている今の時期(5月)は、ウィステリアの季節。ブリジトン家の建物のようにウィステリアをまとったお宅がそこかしこに見られる5月のロンドンです♡

このRanger’s House は、ミュージアムになっているので、室内が見学できるだけでなく、The Wernher Collection という常設の美術品の展示もあります。

先月のイースター・ホリディに見に行く気満々でいたのですが、その日お部屋の一部が見られない+それによる割引なし、ということがわかったので機会に見に行くことにしました。ここRanger’s houseは少し変わっていて、チケットは、オフ・ピーク~ピークで料金が異なるようです。(£11~14)

アドレス:Chesterfield Walk, Blackheath, London, SE10 8QX

ホームページ:Ranger’s House – The Wernher Collection | English Heritage (english-heritage.org.uk)

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・クィーンズ・ハウス<queen’s House> – グリニッジ<Greenqich>・

The Qeen’s House   ©楓香

グリニッジ天文台のあるグリニッジ公園の真下にある Queen’s House<クィーンズ・ハウス>。

この素敵な外階段は、度々フィルムに登場します。ブリジトンではBall(舞踏会)会場のロケーションになりました。着飾った女性たちが、Ball を終えてお迎えの馬車に乗り込むシーンなどが撮影されました。ドラマでは建物が花々で装飾されて、華やかに演出されています。

このQeen’s Houseは、その名の通り、女王の館です。スチュアート朝時代のチャールズ1世の妻ヘンリエッタ・マリアの夏の間の別荘だった建物です。

アドレス:クイーンズ ハウス – Google マップ

ホームページ:Queen’s House – Queen’s House | Royal Museums Greenwich (rmg.co.uk)

・Old Royal Naval Collage – グリニッジ <Greenwich>・

Old Royal Naval Collage   ©楓香

Old Royal Naval Collage<元王立海軍学校> は、その昔グリニッジ宮殿があった場所でもあります。ここは撮影のメッカです。

最近ではブリジトンやナポレオン、少し前ではレ・ミゼラブルやザ・クラウンの撮影も行われています。写真はパイレーツ・オブ・カリビアンで撮影されたアングル(テムズ河側から)から撮りました。先ほど、確認のためブリジトンのSeason2のエピソード1を見てみました。最初の方で既にこの場所が出てきていました。

ご存じのように、グリニッジ周辺は観光スポットが集中しています。グリニッジ天文台はもちろんのこと、National Maritime Museum(国立海事博物館)、カティ・サークなども合わせて見学することができますし、近くにはマーケットなどもあるので、街歩きも楽しいところです。

アドレス:old royal naval college – 検索 (bing.com)

ホームページ:Old Royal Naval Collage(元王立海軍学校) – History Worth Exploring – Old Royal Naval College (ornc.org)

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・No.1 Royal Crescent – バース <Bath>・

ロイヤル・クレッセント/バース   ©楓香

バース <Bath> はジョージアン時代のドラマ・映画撮影には欠かせない街です!

何故ならここは、ジョージ4世時代に貴族たちの保養地として発展した街なので、その時代の街の雰囲気が街のあちらこちらに残っているからです。

写真中央クレッセントの一番右端の住所が、No.1 です。

ここNo.1 Royal Crescent は、Fetherington 家のファミリー・ホームのロケーションです。

ロイヤル・クレッセント/バース   ©楓香

この カーブした建物が特徴的なジョージアン時代の建築物 Royal Crescent は、18~19世紀がテーマのドラマ・映画では、しょっちゅう出てきます。ここをバックに人や馬車が行きかうと、もうすぐにでもジョージアン時代にタイムススリップした感じになる素敵な場所です。

このクレッセントの中央あたりにホテルになっているところがあります。機会があったら、宿泊してジョージアンの雰囲気を味わってみたいです♡

ジョージ4世の時代は、このようなクレッセント(三日月)になった街並みが多く造られました。ロンドンにもいくつかクレッセントがあります。

ロンドンのリージェント・ストリート   ©楓香

ジョージ4世は、父ジョージ3世(精神障害を患う)のプリンス・リージェント(摂政)だった時から、都市建設を多く手掛けました。ロンドンのショッピングの中心地でやはりクレッセントのようにカーブしているリージェント・ストリートもその先にあるリージェント・パークも彼のリージェント時代にできたものなので、「リージェント」と名前が付いているのです。

バースのNo.1 Royal Crescent は、ミュージアムになっているので見学可能です。

アドレス:1 Royal Cres, Bath BA1 2LR

ホームページ:No.1 Royal Crescent – No.1 Royal Crescent (no1royalcrescent.org.uk)

・The Holbourne Museum – バース <Bath>・

ホルボーン・ミュージアム   ©楓香

ここ The Holbourne Museum は、Lady Danbury のお屋敷として撮影されました。

The Holbourne MuseumのHPのスクリーン・ショット

撮影をするときは、かなりきれいにメイク・アップするんですね。何だか全く別の建物のように見えます。

建物の裏に回ると、小さな公園に面したカフェがあります。アルフレスコ(屋外席)があり、気持ち良さそうでした。

アドレス:Great Pulteney St, Bathwick, Bath BA2 4DB

ホームページ:The Holbourne Museum – https://www.holburne.org

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・Great Pulteney Street – バース<Bath>・

Great Pulteney Street   ©楓香

The Holbourne Museum の正面から真っ直ぐに伸びている大通りが Great Pulteney Street です。

ここもRoyal Crescent 同様、ここで馬車を走らせたり、ジョージアン時代の衣装を着た通行人が行きかう様子を撮影すれば、たちまちジョージアンな雰囲気が完成します。

アドレス:Great Pulteney St – Google マップ

(おまけ)オースティンの住んでいた家 – バース<Bath>

Great Pulteney Streetのすぐそばに、ジェーン・オースティンが住んでいたタウンハウスがあります。父親のリタイアに伴い、1801年にバースに家族で越してきました。彼女は家族や親戚の家を転々としていたので、イギリス各地に住んでいた家があります。バースでは1805年までの約4年間を過ごしました。

彼女が生きた時代は、まさしくこのジョージアン時代。彼女の小説は、この時代の貴族社会やのし上がろうとする中産階級の様子を結婚市場を通して書かれたものです。なので、超リッチな男性や彼らの資産や収入、彼らと結婚して富とステータスを得たい中産階級の女性らが登場し、恋愛・結婚をめぐる駆け引きが描かれているのです。ジェーン自身もどちらかと言えば中産階級(でも下の方)の出身。このような玉の輿に憧れていたのかもしれません。

現在ここは「Jane Auten’s Courtyard Apartment」となっていて賃貸可能な物件になっているようです。

アドレス:4 Sydney Pl, Bathwick, Bath BA2 6NF

・12 Trim Street – バース<Bath>・

12 Trim Streetのティー・ルーム   ©楓香

ドラマでは「GUNTER’S TEA SHOP」 というティー・ルームでした。え?まさかこんなところに?と思うような場所にあります。フィルムでは人々や馬車が行きかっていますが、実際には抜けられない通りの奥の方にあります。

写真を撮った当時は12 Trim Streetという名前のヘアドレッサーでした。今はバス・ルームのデザイン・施工のオフィスになっているようです。その名も Bathrooms At No.5 。でも、可愛らしい外観は変わっていないみたいです。

アドレス:12 Trim St, Bath BA1 1HB

・Beauford Square – バース <Bath>・

ビューフォード・スクエア<Beauford Square>  ©楓香

ペネロペとエロイーズが腕を組んで、うわさ話に花を咲かせながら歩くこの通りは、Beauford Square。

ドラマでは、家から出てすぐのところをふたりで連れだって歩いているみたいになっていますが、エロイーズのお屋敷はロンドンのグリニッジにあるRanger’s Houseで、ペネロペのお屋敷はRoyal Crescent で撮影されています。室内のシーンはまた別のスタジオなどで撮っていると思うと、シーンがちゃんと繋がるよう演技する俳優さんは、やはりプロですね~。

■アドレス:Beauford Square – Google マップ

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・サイオン・ハウス <Syon House>・

The Great Conservatory/Syon House ©楓香

ロンドンに戻って、ここはサイオン・ハウス。

サイオン・ハウスは中世の時代から修道院や貴族のお屋敷があったところで、以前にサイオン・ハウス・シリーズでここでの国王・王妃たちのエピソードをいくつか投稿しました。

中世から近代まで数々の王室の歴史の舞台になっただけでなく、撮影現場としても人気のロケーションで、なかなか興味深いところです。チューダー時代からずっと、ノーサンバランド公爵のロンドン・ホームです。

ブリッジトンのシーズン2では、Lady Danbury 主催の First Ball(舞踏会)が行われた場所として、このコンサーバトリーが使用されました。

中庭/Syon House  ©楓香

ガイド・ブックによると、ディズニー映画の「Alice Through the Looking Glass(2014)」や「Pride and Prejudice and Zombies」、ジェーン・オースティンの「 Sense and Sensibility」、「ダウントン・アビー」などの撮影の他、ファッション雑誌の撮影にも度々登場しているみたいです。

ロング・ギャラリー/サイオン・ハウス  ©楓香

サイオン・ハウスのロング・ギャラリーも度々フィルムに登場します。ここは、「9日間の女王」と言われたジェーン・グレイが、不意打ちで無理やり女王(→処刑)にさせられた場所としても有名です。

Season2では、エピソード1の1分50秒くらいでシャーロット王妃が歩くこの場所が出てきます。王侯貴族の邸宅に、ロング・ギャラリーは付きものです。そして、このサイオン・ハウスのロング・ギャラリーは、ロマンチックで華やかなので、ブリジトンの世界観にはピッタリなんだと思います。

アドレス:Syon Park, Brentford TW8 8JF

ホームページ:サイオン・ハウス <Syon House> – https://www.syonpark.co.uk

\サイオン・ハウスでの国王・女王のエピソード(一部)/

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・ランカスター・ハウス <Lancaster House>・

ランカスター・ハウス <Lancaster House>   ©楓香

ランカスター・ハウス <Lancaster House> は、バッキンガム宮殿横のグリーン・パークに面して建っている大邸宅です。1825年に当時の Duke of York (=Frederick, ジョージ3世の二男)のコミッションで建てられました。Duke の死後、スタッフォード侯爵が借地権を購入し、スタッフォード・ハウスと呼ばれていましたが、1913年にランカスター出身のリーバヒューム卿が借地権を購入して以来、ランカスター・ハウスと名称変更し、政府の接待用として使用されるようになりました。確か、かなり高額になりますが、年に1回?くらい見学できる機会があったように思います。

ブリッジトンの他、「ダウントン・アビー」「ザ・クラウン」「ヤング・ビクトリア」「英国王のスピーチ」などの撮影のロケーションとしても利用されています。「ザ・王侯貴族の館」なのですね!

ブリッジトンでは、シャーロット王妃の宝飾品の間 <Royal Jewel Room>のロケーションになりました。

同じ並びに、ダイアナ妃の実家スペンサー家が所有するスペンサー・ハウス <Spencer House> や、映画「女王陛下のお気に入り <The Favourite>」に出てくるアン女王の元お気に入りサラ・チャーチル ・マールボロ公爵夫人<Sarah Churchill, Duchess of Marlborough> のために建築されたマールボロ・ハウス <Marlborough House> 、それに英国王チャールズ3世の皇太子時代からのお住まい「クラレンス・ハウス」などがあります。

アドレス:Lancaster House, Stable Yard, St. James’s, London SW1A 1BB

ホームページ:ランカスター・ハウス <Lancaster House> – A visit to Lancaster House | FCDO Stories

・ペインシル・パーク<Painshill Park> – サリー州・

ペインシル・パークHPのスクリーン・ショット 

プロムナードの場面が現れた時、すぐにペインシル・パークだとわかりました。

ロンドンのお隣りサリー州にあり、自宅から車で40分くらいのところにあるので、家族でピクニックに行ったことがあります。お天気の良い日の春~夏にかけてのイギリスのアウトドアは、芝生や木々の涼しげなグリーンと花々に囲まれて、最高に爽やかで心地良いい一日を過ごすことが出来ます!

アドレス:Painshill: Reception and Gift Shop – Google マップ

ホームページ:ペインシル・パーク – Painshill on screen – Painshill

以上、Netflix の人気ドラマ「ブリッジトン <Bridgerton> 」の撮影ロケーションを更に追加して一部ご紹介してみました。理由は、ロケーションとなった場所が私の出没スポットであり、バースの写真もご紹介したかったから(^^ゞ

イギリスの国王ジョージ3世とシャーロット王妃の時代(1700年代)の設定なのに、イギリス王室と貴族階級に人種が入り混じって違和感満載のブリジトン。常に画面には、アジア人と黒人が映るように故意に配慮されたポジショニング。シーズン2では新たにヒロインとしてインド人女性がイギリスの貴族女性になっています。シャーロット王妃の配役は、王妃にわずかに黒人の血が入っているのではと言われているのがヒントになっているのかもしれませんが、ダイバーシティや人種差別を過剰に意識し過ぎた白人と黒人の視点から創られたドラマのような印象を受けます。

何故、王妃の女官や英国貴族の女性たちに、私と同じ顔をしたアジア人がたくさんいるのか?これはコメディとして見るべきなのか?実際にあった時代(ジョージアン時代)と国王夫妻を物語に取入れているにもかかわらずあり得ない配役は、アジア人の私から見るとこれ見よがしでわざとらしさを感じるので、はっきり言って違和感なく観ることはできません。せっかく18世紀のヨーロッパ・イギリスの宮廷物語を観ているのに彼らが私と同じアジア人なのを見ると、何故そこにいるの??と、正直ビックリ+ガッカリ(夢から覚める!)してしまいます。

アメリカ発のフィルムで、長年有色人種役を白人俳優が占拠してきたことが表で問題提起されるようになりました。だからブリジトンを観たとき、今回の製作者は白人役を有色人種に与えたのだな、と詮索しました。そのうちこの人種間の配役の矛盾が是正されて、ナチュラルで整合性のあるドラマが当然のように創られるよう、この業界が進歩することを願っています。そうすれば、違和感を感じることなく心地よく視聴することが出来ますから。

実はシーズン2は、ブログのために視聴し始めたばかりなのですが、エロイーズは変わらず面白いキャラのままで、ペネロペの今後も気になるので、続くエピソードも楽しみに視聴することにしました。

因みに、「Bridgerton」ですが、「ブリジャートン」とは決して発音しません。私は「ブリッジトン」と表記しましたが、このツは限りなく短く発音するので、ほぼほぼ「ブリジトン」と聞こえます。

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☆おまけの撮影ロケーション in Bath ☆

Pulteney Bridge   ©楓香

橋の上にショップや飲食店などがあるPulteney Bridgeは、短いですがまるでイタリアのフローレンスの川にかかる橋みたいです。でも昔々のロンドンのテムズ川にかかるロンドン橋もこんな感じだったそうです。ロンドンのテムズ川にかかる橋がロンドン橋1本だった頃、橋の上には4-5階建ての住宅と様々な商店がひしめき、ひとつの街が出来上がっていました。

時代を感じさせるこの橋 は、ミュージカル「レ・ミゼラブル <Les Miserables>」のショットに使われたり、 キーラ・ナイトレイ主演の映画「The Duchess」のロケーションに使われたりしたそうです。

アドレス:パルトニー橋 – Google マップ