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イギリスという国を知る「Life in the UK Test」
今年の初め、イギリスでのVISA更新のために「Life in the UK Test」を受けました。
このテストは、イギリスに住む上で知っておくべき知識のテストで、永住VISAなどの取得の際に、英語の試験と併せて合格しなければならないものです。メガン・マークルが答えられないヘンリーに文句を言った例の試験です。彼女もイギリスに住むなら受けなければなりませんでした。
試験内容は、イギリスとはどういう国か、から始まって、イギリスの歴史、政治、経済、裁判制度、文化、スポーツ、著名人などあらゆる分野についての一般的な知識です。
イギリスは連合王国(UK=United Kingdom)なので、イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズそれぞれについて覚えないといけません。
結構大変な試験です。しかも、この歳になっての勉強です。当のイギリス人も知らないような情報をたくさん覚えないといけません。試験は1回50ポンド(日本円で約8,700円)(投稿時)。問題数は24ですが、18問以上正答しないとパスしません😝
まあそれはさておき、このテキストで初めて知って、衝撃的に印象に残ったことがありました。タイトルにも書いたように、イギリスの公用語はその昔フランス語だった!!ことです。
フランス人に征服されたイギリス

上の画像の人物はフランスにあるヴァイユー・タペストリーに残るノルマンディ公ウイリアムです。
イギリスは1066年にフランスからやってきたこのフランス貴族のウィリアムに征服されました。
天下をとった彼は、共に戦ったフランス貴族たちを自分の臣下に置きました。それで宮廷の言葉がフランス語になり、フランス語による支配がはじまったわけです。それはそうだな、と納得🤔
彼はノルマンディー地方の出身だったので、Norman French(ノルマンディー地方のフランス語)を話していたそうです。
当時は商人もフランス語を使うようになっていたらしく、英語(というかアングロサクソン語)を使っていたのは、農奴と言われる身分の一番低い階層だけだったとか。
ちなみに彼はイギリスを征服したので通常「ウィリアム征服王」と呼ばれています。イギリスの歴代王を数える時、この「ウィリアム征服王」が初代(=ウィリアム1世)になることが多いです。
フランス人による支配は続く…
それから約335年という長い間、イギリスではフランス語が公用語、あるいは優先言語のままでした。1400年になって初めて、公文書が英語で書かれました。
なぜそんなに長くフランス語支配が続いたのか?
ウィリアム征服王の侵攻から90年経った1154年、ヘンリー2世が国王になりました。
そのヘンリー2世がまたしてもフランス出身だったのです。彼はイギリスにプランタジネット朝を興し、更にフランス語による支配が続くことになったのです。
ずっとフランス系に支配されていて、イギリスっていったい誰の国?って感じですね。
イギリスの貴族の称号で時々フランス名っぽいものがあります。この時代のフランス人貴族がご先祖様なのかな?と思いました。
私が勉強したテキスト・ブック< Red Squirrel Publishing > によると、1400年までの間に英語に変わっていった経緯はこのように書かれていました。
Gradually these two languages combined to become one English language.(2つの言語が次第に混じり合って一つの英語という言語になっていった。)
……By 1400, in England, official documents were being written in English, and English had become the preferred language of the royal court and Parliament.
(イングランドでは、1400年までに公文書が英語で書かれるようになり、宮廷や議会でも英語が優先言語となった。)
イギリス人も次第に宮廷内で勢力を増していったのでしょうか。最後は勝って(?)、自国の言葉=英語が生まれたということで、めでたしめでたし!
イギリスの英単語にuが入る訳
英語の単語にはフランス語による影響がある、と知っていましたが、これで合点がいきました。
英語の綴りには、colourの綴りにの中のuや、favouriteの綴りの中のuなど、uが入った単語がいくつかありますが、これはこのフランス語支配の歴史が影響していたんですね!!!
uが入ると優雅でいい感じがします♡ 私は、距離的に近い国だから言語も似ていると勝手に思ってました。
ところで、私のPC(iPhoneもだっけ)、言語をUK英語に設定しているのに、これらの単語にuを入れると何故か認知されません。スペル間違ってます、な感じで赤線が引かれます。何故でしょう? 英語はイギリスが起源の言語なんですけどね。
その他、’park’や’beauty’などはノルマン・フレンチをベースにしていて、’apple’ ‘cow’ ‘summer’ などはアングロ・サクソン語をベースにしてできた言葉だと書いてありました。なるほど、面白いですね。
因みに、「Life in the UK Test」は、お陰様で一発合格いたしました。のんびり勉強していると先に勉強したものをどんどん忘れていってしまうので、20日間くらい集中して勉強してテストを受けるようにしました。すごく楽しかったです。英語のテストも一応パスして、永住権無事取れました。