今回はチェルシーを歩きました。チェルシーにはブルー・プラーク(Blue Plaque)のついたお宅がたくさんあることを知って、訪ね歩いてみたくなりました。
ブルー・プラーク(Blue Plaque)とは、著名人・有名人が住んでいた住居であることを示す青い円形のプレートのことで、建物の壁面に取り付けられています。
チェルシー界隈、特にこのKing’s Road からテムズ川にかけてのエリアには、たくさんのブルー・プラークのついた住宅があるようです。将来絶対ブルー・プラークが付くと思われる有名ロックスターの住宅も見てきました。

まずは、チェルシーの最寄り駅スローン・ス クエア駅(Sloane Square Station)を出発します。King’s Road というメインの大通りをしばらく歩いたあと左折し、テムズ川沿いのチェイニー・ウォーク(Chyne Walk)という古いセレブ通りを目指します。
この時期4時には日が沈んでしまうので、あまり寄り道は出来ませんが、King’s Road についても少しご紹介。
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チェルシーと言えば、大英博物館の祖スローン卿(Sir Hans Sloane)

Wiki Commons/public domain
さて、起点にしたスローン・スクエア駅の駅前にはスローン・スクエア(Sloane Square)という広場があります。そこから南に延びる道はスローン・ストリート(Sloane Street)といいます。まっすぐ行くとやがてHarrodsやHevey Nichols に辿り着く道です。
このチェルシー界隈では「スローン」という名前がよく出てきます。この「スローン」とは、この土地に大変所縁のあったスローン卿(Sir Hans Sloane)の名前からとられています。
大英博物館(British Museum )の所蔵品は、彼の膨大な個人コレクションによって設立されたので有名です。しかも、大英図書館(British Library)・自然史博物館(Natural History Museum)も彼の所蔵品が元になっているということですから、とても有り難いことですね。
スローン卿はこのチェルシーにマナー・ハウス(Manor House)を所有していて、医者であった彼は、珍しい薬草を集めたフィジック・ガーデン(Chelsea Physic Garden) を作りました。亡くなった後はチェルシーの最も古い教会(Chelsea Old Church)に埋葬されました。

これだけ有名なスローン卿なのですが、かつての彼のマナー・ハウスを示すブルー・プラークはありません。その場所は、今は道路になってしまっているからです。
でもチェルシー・マナー・ストリート(Chelsea Manor Street)という名の通りになり、名残が残っています。現在スワン・コート(Swan Court)というアパートが建っているあたりが、マナー・ハウスがあったあたりだそうです。
飲食店・ショップが集まったデューク・オブ・ヨーク・スクエア(Duke of York Square)


撮影:楓香 https://dukeofyorksquare.com/
さて、King’s Road を歩き始めると、すぐ左手にデューク・オブ・ヨーク・スクエア(Duke of York Square)の入口が見えてきます。
ショップやレストランがたくさん集まった中庭のような場所です。Zaraなども入っています。King’s Road と並行している通りなので、このスクエアを通りぬけてKing’s Road に戻ることにしました。
Duke of York という名前が付けられているので、この土地は王室と関係がある(所有地とか)のだと思います。Duke of York とは、君主の二男に付けられるタイトルです。Duke of York と聞いてすぐに思い浮かべるのは、エリザベス女王時代のDuke of York 、アンドリュー王子ですね。スキャンダルが多かったので、すぐに覚えてしまいました。
長男のタイトルはプリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales)。皇太子という意味にもなります。Prince of Walesと言ったら、長ーい間チャールズ皇太子(エリザベス女王の在位中)のことを指していましたが、今はPrince of Wales といったらウィリアム皇太子のことになりました。



スクエアからは、サーチ・ギャラリー(SAATCHI GALLERY)にアクセスできます。実はまだこの美術館へは行ったことがありません。そのうち行ってみたいと思っています。
そして、スクエアの終わりには、ご存じ王室御用達高級グローセリー・ストアのパートリッジズ(PARTRIDGES) があります。王室メンバーのお顔のついたお土産物はいつも置いてあります。日本人旅行者がトートバッグを購入していくところですね。
少し前に、ケント公爵の奥様プリンセス・マイケルが公務(Chelsea Bun Award の審査)で入店されたところをTVで拝見しました。彼女は、いかにも貴族!て感じのするノーブルなお顔立ちをしています。

King’s Road に戻ってきました。このKing’s Road という通りの名前ですが、名ばかりではなくKingに実際に関係があります。
17世紀スチュアート朝の国王チャールズ2世(Charles Ⅱ)がハンプトン・コート(Hampton Court Palace)に行くときに使っていた道だったので、King’s Road と呼ばれるようになったのだそうです。
我が家の近くの通りには KingにQueen、PrincesにPrincessとロイヤル・ファミリー・オン・パレードな名前がついています。王室とは関係なさそうですが、どうなのでしょう?
かつては貴族が住んだ私有公園付きのレジデンス

King’s Road の脇には、ところどころ瀟洒な建物が建ち並んだ通りがあります。
建物に囲まれるように公園(住人専用・鍵を開けて入る)がある場合は特にグレードが高く、その昔、貴族や富裕層が住んでいた通りになります。

一方こちらはかつての庶民のお家です。労働者階級の人たちが一軒に何家族も住んでいたりした家々です。なのでグレードは高くありませんが、今や土地柄高額物件です。
ロンドンにはいくつもこのようなカラフルで可愛い通りがありますが、ここもその一つです。若い人が良くここで自撮りしています。
ここはBywater Street。King’s Road のベーカリーPaul が目印です👆


なんと、CHARLES Ⅱ(チャールズ2世) PLACE という、王様の名前のついた一角があるようです。
チャールズ2世はこのKing’s Roadのそばに愛人を何人か住まわせていました。(ココだけではありませんケド)なので、このあたりがそうだったのかな?と思いますね。
この入口にはゲートがあって、入っていいものかどうか躊躇してしまって、当日は行きませんでしたけど、今度行ってどんなところなのか確かめてみたいですね。
チャールズ2世は愛人の一人(ネル・グウィン Nell Gwyn )に助言されて、退役軍人のための老人ホームROYAL HOSPITAL CHELSEA をチェルシーに設立しました。現在でも変わらず退役軍人のための老人ホームとして機能しています。
King’s Road のショップ&レストラン

イタリアン・ジェラートのお店。アイスは滅多に食べない私ですが、このお店の別の支店で食べたことがあると思います。このデコレーションに覚えがあります。美味しかったと思います。
ところで、寒くてもアイスが食べれる人っていますよね。きっと胃が丈夫なんですね!羨ましい。

https://www.peggyporschen.com/pages/peggy-porschen-chelsea
ピンクの外観と華やかな飾り付けが特徴的なパティスリー、ペギー・ポーシェン(PEGGY PORSCHEN)。
前回はベルグラヴィア(BELGRAVIA)でパンケーキを食べてみました。また食べたいな~♡と思ったのですが、ランチもまだだったのでスルーしました…。

お洋服・靴・アクセサリー・インテリア・キッチン雑貨まで揃うアンスロポロジー(ANTHROPOLOGIE)。
このお店の外観は一味違っていてセンスの良さを感じます。普通はどの支店も外観デザインを統一しているものですが、このアンスロポロジーは、元々の建物を生かして店舗ごとにデザインされています。BOHOぽいものからチューダー様式ぽいものまであり、様々です。個性豊かな店舗デザインは見るだけでも楽しいです。
もちろん、商品も素敵です。以前買ったパジャマは、超お気に入りで、気がついたら布が擦り切れるほど着古してました💦お洋服はサイズが大きすぎて(身長170cmくらい必要?)最近は購入していませんが、雑貨はちょくちょく購入してます♡


こちらはデザイナーズ・ギルド(Designers Guild)。日本にもありますね。東京の我が家のリビング・ルームのカーテンはデザイナーズ・ギルドの生地で自由が丘の工房で作りました。結構大胆な柄です。
アメリカの家ではゲーム・ルームの窓に、イギリスではキッチンの窓に、丈を修正しながらずっと使っています。

さてさて、ランチ時になってきました。ブルー・プラーク巡りをする前に、このKing’s Road のどこかでランチをしたいと思います。
THE IVY に入ってみましたが、次から次にお客さんがやって来て、とても忙しそうだったので、おひとり様の私は遠慮することにしました。で、次の候補店へ!

外観取り忘れましたが、ロブション(ROBUCHON)です!と言っても、ここはレストランではなくLE DELI ROBUCHON、つまりデリ・ショップです。ランチ・ボックス(小)をオーダーしました。店内で頂くのでプレートにサーヴして頂きました。
メイン(ロースト・ビーフかロースト・チキン)にサイド2品でこのボリューム。特にこのブロッコリーのソテーがメチャメチャ美味しかったです!多分ですが、軽く味付きで下茹でして、そのあとガーリックやシーズニングでソテーしてあります。ちょっぴりピリッと来る感じもあって、今まで食べたブロッコリーの中で一番美味しかったです。私にとってブロッコリーってそんなに大量に食べられないお野菜なのですが、これなら体に良いブロッコリーをたくさん頂るので家でも作ってみます!
久しぶりにジョエル・ロブションのレストランの方へも行きたくなりました。東京では六本木ヒルズ店の方に子供が小さいころからよく行っていました。ロンドンではまだ一度しか行っていません。しかもCOVID前。今は栗の季節。この時期のロブションのコース料理は栗が食材やソース(泡のような)に使ってあって、本当に美味しく大好物でした!
本日のこのランチは、デリと言えどもこのボリュームでアールグレイと一緒にオーダーして£18.65と良心的お値段。ベーカリーもあるので、サンドウィッチなどの軽食も頂けます。ピカデリーの日本大使館近くにもあるみたいです。何度も通っているのに、気付きませんでした。
さてさて、ランチを済まし、パワーが戻ったところで、ちょうど近くに1軒面白いチャリティ・ショップがあることを思い出しました。ここまで来たついでですから、寄り道したいと思います。
高級ブランド品が集まるチェルシーのチャリティ・ショップ

このブログを訪問してくださった皆様に耳寄りお得情報です💛
こちらは英国赤十字が運営しているチャリティ・ショップ。人々から寄付された品を販売しています。売上が赤十字に寄付される仕組みです。
イギリスにはこのようなチャリティ・ショップがどの町のどのハイ・ストリートにもあるのですが、とりわけここチェルシーにあるこのショップは、高級ブランド品の持ち込みが多くて、知る人ぞ知る穴場なのです!
寄付されたお洋服や靴などに、プラダやシャネルなどの一流ブランド品も含まれています。なので、タダで仕入れているにもかかわらず、販売価格は強気で数百ポンドの値札が付けられたものが多数…。ですが、初販価格よりは断然安いわけですから、すごくお得にお買い物できます。質の良いもの、VINTAGEものを求めてお買い物をしてみてはいかがでしょうか。きっと楽しいと思います💛
私が寄ったこの日はブラック・フライデー・セールで、なんと全品半額!!でした。チャリティ・ショップでもそんなセールがあるんですね。私はブラックのレースの装飾のあるカーディガン(新品)を購入しました。多分プロパーの10分の1くらいのお値段で購入できたと思います♪ このショップでは、近々デザイナーさんを呼んでパーティをするらしく、招待状を頂きました。
お隣りにも、アパレル以外のものを販売している同じRed Cross の小さな店舗があります。シルバー製のカトラリーなどが£110ほどで販売してありました。バターナイフでした。スプーンかフォークのセットだったら購入したかも、です。
ここでは、新品のハンガー(黒のサテン製と花柄のコットン製。中綿が入ったもの)を見つけ、ちょうど欲しいと思っていたところだったので、5本購入しました。£11でした。お洋服も雑貨も質の良いもの、しかも新品が格安で手に入り、思いがけずラッキーなショッピングとなりました♡寄り道して良かった♡
皆さまもどうぞ、チェルシーに行った際には是非寄ってみてください。場所は、Chelseaのもっとも古い道、Old Church StreetのKing’s Road から入ってすぐのところにあります。
では再びKing’s Road に戻りたいと思います。②に続きます。